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「ねこのスリッパ」
満月の真夜中、わたしの部屋の窓に白いねこがやってきて「スリッパをお買いになりませんか。
3日間用と7日間用と10日間用があります。」と言った。
戸惑いながらも、12色の中から大好きな黄色のスリッパを注文したわたし。
満月の夜にしか商売ができないというねこは、次の満月に必ずスリッパを持ってきますと言い、窓からふわりと出ていった。そして、次の満月の夜…………
「ウイリーのマーチ」
「かくれんぼ」
「かかし」
「ななつのたまご」

「コスモス」
町のはずれの野原のまん中に、おばあさんの小さな家があり、夏がおわる頃、ひっそりたちつくす白いコスモスの花にうずもれる。
おばあさんはもう何十年もたった一人。誰にも心をひらかず、もう何年も笑うことすら忘れて随分年をとっていた。
せめて最期、指が動くうちにと、思い出の一輪のコスモスの刺しゅうのある白いワンピースをほどき、小窓のカーテンを作る。
すると、そのカーテンの向こうから、光がこぼれてきて…………
「おじいさんとちいさなピアニスト」
「六十分の待ち時間」
「ととさまは てんぐどん」
「かもめのふうけい」

「カンナくずの笛」
ケンさんは若い大工さん。二年前に亡くなった、やはり大工だったお父さんがまだ若かったころにケンさんをおぶって吹いてくれた“カンナくずの笛”を作りはじめる。
なかなかいい音色の笛ができずケンさんが深いため息をついたとき、同じように部屋のすみで小さなため息をつく長老ネズミに出会う。
笛作りのヒントと引きかえに、ネズミ会議に参加することになり…………
「ほんわかケーキのもと」
「おかしな星ふるらくえんじま」
「たんぽぽだらけのガボボ」
「こぶしの花」

「グラスの中の海」
主人公の少年は、パパの宝物のグラスには何か秘密があると、好奇心を高める。オレンジジュースを注ぐと、グラスの中に夕焼けの海が現われる。
ソーダ水・ワインといろいろ注ぎ、グラスの中の海で様々な季節の出来事を体験する。
やがて、パパに見つかり、海はパパの幼い頃からのあこがれで、大好きな海を不思議なグラスに閉じ込めたことを知らされる…………
「少年の日」
「市田柿」
「つばさ はばたけ」
「森の中の運動会」

「かっぱのさら 」
さら作りの名人さらえもんは心から満足のいくさらができず、いつも悩んでいた。ある夏の日、草むらで美しい白い小さなさらを見つけ、川の神さまの授けものだ!と持ちかえってしまう。
ところがそれは、かっぱの子の頭のさらだった。
次の満月までにさらを探さなくては、かっぱの子は死んでしまう…………
「菜ずなばあさんの春いちばん」
「さよう島」
「月夜のオムレツ」



