主役のワインを中心に、6種類様々なワインをお楽しみいただきます。
シェフによる一皿料理・パン・チーズとあわせて、ワインをより深く学べます。
[講師]エグゼクティブソムリエ 貞森一之
[場所]3階 マーガレットルーム
[会費]各回13,200円(税込)
[定員]各回14名
■10/20(金)18:30~20:30
【オスピス・ド・ボーヌ】
1443年、大法官ニコラ・ロランが貧困にあえぐ人々のために、オスピス・ド・ボーヌ(ボーヌ慈善病院)を設立。ここでは、寄進を受けた畑のブドウでワインを醸造している。
現在、60ヘクタールの畑を所有し、22人の生産者に栽培を委託している。発酵後、樽に詰められたワインは、毎年11月第3日曜日に競売会にかけられる。競売会による利益は病院の設備や維持に使われている。落札されたワインは、その後の各ワイン業者による熟成から瓶詰めまでの工程の違いなのか、味わいが異なる。このたびは、ダム・ド・ラ・シャリテによって寄進されたポマール村の畑のもの。フランソワ・マルトノによって熟成と仕上げを行った。干しプラムのような風味が楽しめる熟成ワイン。
■11/10(金)18:30~20:30
【シャトー・ランシュ・バージュ 2016年】
1855年に行なわれた、メドック格付け第5級ワイン。しかし、現在は格付けを超えた味わいである。
「バージュの丘」と呼ばれる場所に畑がある。ピレネー山脈から川で浸食・流出した砂利などで構成された土壌は水捌けが良く、砂利が日中に吸収した熱を夜間に発散し、果実の成熟を促進させる。このような好条件を備えていることから最良のカベルネ・ソーヴィニヨンが収穫される。その品種比率が高いことによりタンニンが豊富で凝縮感がある力強い赤ワインが生まれる。
この芳醇な味わいはシャトー・ムートン・ロートシルトを彷彿させるという。現在、5級を遥かにしのぎ、2級に相当するという高い評価を受けている。
■12/1(金)18:30~20:30
【シャトー・ド・ファルグ 2001年】
知る人ぞ知る「シャトー・ド・ファルグ」。銘酒シャトー・ディケムの所有者である、リュル・サリュース家が居住し、栽培・醸造・熟成させている。発酵・熟成ともに新樽を100%使用し、さらに36ヶ月間も熟成されるなどシャトー・ディケム(イケム)と同様の手間とコストをかけている。
結果、イケムと間違えるほどの秀逸な味わいに仕上げている。イケムは1本のブドウ樹からワイングラス1杯換算分しかとれないが、ファルグはグラス2/3杯の低収量。希少性と凝縮感が味わえる価値あるワイン。20年以上の時を経て円熟味を増し、さらに2030年頃まで飲み頃が続く。1年を締めくくるワインに相応しい、甘美でリッチな貴腐ワイン。
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